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認証ラベルについて

人と環境、社会に配慮して作られたサステナブルでエシカルな商品を探す際には、FAIRTRADEのマークで知られる「国際フェアトレード認証ラベル」を探してみましょう。 フェアトレードのラベルにはいくつかの種類があります。それぞれのラベルの意味をご紹介します。

Fairtrade bananas showing the mark
Fairtrade bananas showing the mark

国際フェアトレード認証ラベルは、経済・社会・環境の3つの柱を持つ国際フェアトレード基準が守られていることを示します。生産者への適正な価格の支払い、労働環境保護、農薬使用規制、等の国際フェアトレード基準をクリアした製品には認証ラベルがついています。 

ラベルのついた製品を購入することは、、開発途上国の生産者へより公正な貿易条件と機会を提供し、持続可能な未来のために生産者が自らの力で地域社会や環境を改善していくことにつながります。

このページでは、いくつかあるフェアトレードのラベルの種類をご紹介しています。

世界で最も認知されるエシカルラベル 

国際フェアトレード認証ラベルは、世界的に最も認知されているエシカルラベルです。

FAIRTRADEのマークがついたどの製品を選んでも、世界の農家と労働者がより良い暮らしを送り、地域の環境を守りながら発展していくサポートをすることができます。

国際フェアトレード認証ラベル

国際フェアトレード認証ラベル(The Fairtrade Mark)は、その原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で、フェアトレード・インターナショナル(国際フェアトレードラベル機構)が定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。このラベルは、生産から輸出入、加工、製造を経て認証製品として出荷されるまで、完全に追跡可能であり(物理的トレーサビリティが適用)、さらに認証原料100%からなる製品に表示されます。例えば、コーヒーやバナナ、スパイスなどが含まれます。

右の認証ラベルには矢印が付いています。この矢印は「パッケージ裏面を見て認証原料と調達方法に関する注釈を確認して下さい」ということを意味しています。

この矢印の付いた認証ラベルは、クッキーやアイスクリームなど、非認証原料を含む製品に使用されます。ただし、フェアトレードの条件下で利用できるすべての原料は、フェアトレード認証原料でなければなりません。さらに、製品の全原料中、フェアトレード認証原料は最低20パーセント以上である必要があり、その割合はパッケージ裏面に記載されています。

また、この矢印のついた認証ラベルは、「マスバランス」を使用して調達された一種類の原料からなる製品にも使用されます。マスバランスは、カカオ、砂糖、フルーツジュース、および茶の4産品にのみ適用されることがあります。

特定の産品に使用されるラベル

国際フェアトレード認証コットンラベルは、製品が国際フェアトレード基準を守って生産および取引されたコットンで作られていることを示しており、生産のすべての段階で物理的なトレースが可能であり、加工中に非フェアトレード認証コットンと混合されることはありません。コットン以外の繊維を含む混合繊維製品の場合、製品重量の50%以上(注1)がコットンからなり、かつ製品に使用されるすべてのコットンが認証コットンである場合、この認証ラベルを使用することができます。

(注1)        ユニフォーム、ワークウェアに限り30%以上

国際フェアトレード認証ゴールドラベルは、ジュエリーに使用されているすべての金(ゴールド)が公正な条件で採掘と取引されていることを示しています。また、サプライチェーン全体において金が物理的に追跡可能であることを意味しています。この認証は、ジュエリーの完成品に刻印された国際フェアトレード認証ラベルによって表示される場合があります。

フェアトレードの認証原料を使用した化粧品には、「フェアトレードの原料を含む」という意味を示す”contain”の注釈とともに国際フェアトレード認証ラベルが付いています。この製品の中のフェアトレードとして入手可能なすべての原料は、フェアトレード基準に従って調達されています。

このラベルが付いた衣類やその他の繊維製品は、サプライチェーン全体を通してテキスタイルの公正で倫理的な生産と取引を義務付ける「フェアトレード・テキスタイル基準」に準拠しています。

国際フェアトレード原料調達(FSI)ラベル

白いマークの国際フェアトレード原料調達ラベル(Fairtrade Sourced Ingredient Mark )は、タブに記載された特定の原材料のみがフェアトレードとして調達されたことを示しています。例えば、ケーキに含まれるカカオのみがフェアトレード認証原料の場合などです。

全ての入手可能なフェアトレード認証原料が使用されていることを示す黒色の「国際フェアトレード認証ラベル」とは異なり、タブに記載された産品のみがフェアトレード原料の場合に白色のラベルが使われます。

原材料がマスバランス方式で調達された場合、タブに追加の矢印が表示され、パッケージ裏面に詳細情報が記載されます。

タブに記載された特定の原材料については、黒色の「国際フェアトレード認証ラベル」が付いた製品の原材料と同じく、フェアトレード基準に従って取引され、生産者は従来の認証制度と同等のメリットを受けることができます。

FSIラベルの導入により、小規模な農家と労働者は、フェアトレード条件で原料を販売できる機会が増え、企業はより柔軟性をもってフェアトレードに参加することができるようになりました。また消費者にも、持続可能な買い物をするためのより多くの選択肢を提供しています。

国際フェアトレード認証ラベルの商標登録について

国際フェアトレード認証ラベル(FAIRTRADE Mark)の商標は、世界170カ国以上で登録されています。国際フェアトレード認証ラベル、FSIラベル、およびその他の個別の商標または認証ラベルは、すべてフェアトレード・インターナショナルの名義で登録されているか、もしくは登録申請中です。

国際フェアトレード認証のライセンス事業者で、商品およびサービス分類、地域などを含む最新の登録情報をご覧いただきたい場合は、FAIRTRADE CONNECTより商標登録状況をご覧ください。