フェアトレードは、インパクトを測定し、透明性をもって伝えることを約束します。調査やモニタリングから得られた結果を定期的に統合し、フェアトレードのインパクトに対する理解を深めるとともに、これらの学びを戦略や意思決定に反映させています。フェアトレードの総合的な見識は、生産者が直面する課題に対する革新的な解決策を開発するための生産者との共同作業に反映されます。

モニタリング、評価、ラーニングの取り組み

• フェアトレード認証生産者組織の定期的なモニタリング
• 特定のフェアトレード・プロジェクトやプログラムの評価
• 外部研究者による綿密な調査
• 情報や分析を生産者と共有し、検証を行い、共通の学びを創出

詳しくは、フェアトレード・インターナショナルが発行する、パブリック・システム・レポートをご覧ください。

EN | Fairtrade International MEL programme – ISEAL Impacts Code public system report

透明性確保の取り組み

フェアトレードでは、年次のモニタリングデータ、委託評価研究、その他の関連報告の結果を公表しています。また、現在行っている調査についても公開しています。

フェアトレードのライブラリーでこれらの出版物にアクセスしたり、主要データのページにて、最新のモニタリング・データをご覧ください。特定のプロジェクトに関する情報は、インパクト・マップでご覧いただけます。

 モニタリング、評価、学習 作業に関するご質問やご意見は、フェアトレード・インターナショナルまでご連絡ください。

調査の実施と利用方法

フェアトレードは、さまざまな商品やテーマについて、定期的に成果評価や影響評価を委託しています。これらは、認証の効果を調査する専門知識を持つ独立研究機関が主導しています。また、フェアトレードが関心を持つテーマに関する研究を支援するため、外部の研究機関とも協力しています。フェアトレードが調査を委託する際には、私たちの倫理原則が尊重されるよう、研究者にフェアトレードの研究倫理方針(Fairtrade research ethics policy)に準拠するよう求めています。

可能な限り、評価調査の全結果を公表し、フェアトレードの影響についてのより広範な知識と理解を支援するとともに、改善すべき点について説明責任を果たしています。

外部調査

フェアトレードは最も研究されている認証制度の一つですが、まだ多くのトピックが残っています。フェアトレード研究アジェンダを作成し、最も優先順位の高いトピックをリストアップしています。フェアトレードに関する新たな研究を計画している研究者の方は、ぜひあなたの研究計画をお聞かせください。詳しくは、フェアトレード・インターナショナルのウェブサイトよりご覧ください。

EN | How we measure impact - External research

学生による研究

高等教育、学部生、修士および博士レベルの研究生は、定期的にフェアトレード・インターナショナルや各国のフェアトレード機関、フェアトレード生産者ネットワークに連絡を取り、研究課題のサポートを求めています。

研究生による質の高い研究は、フェアトレードにとって、あまり研究されていない産品や原産地、あるいはフェアトレードのテーマ分野の特定の側面について、より深く知るための効果的な方法を提供する可能性があります。しかし、限られた人員と財源に見合うだけの研究プロジェクトが得られるかどうか、慎重に検討する必要があります。

学生とのすべての研究協力は、学生研究方針(Student Research Policy)に基づいて行われます。当方針を確認した上で、あなたが研究参加の基準を満たしていると思われる場合は、１ページの研究概要書を英語で提出してください。

EN | How we measure impact – Student research