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児童労働に立ち向かい、子どもを保護する

フェアトレードは、児童労働の根本的な原因に立ち向かい、児童の虐待や搾取を防止することに全力で取り組んでいます。

School playground and kids
School playground and kids

児童保護はフェアトレードの重要課題のひとつです。農業セクター、特に生計を立てるのが難しいコミュニティにおいて、児童労働が依然として広がっています。

世界ではいまだ1億6,000万人の子どもたちが児童労働に従事しておりUNICEF, 2021、そのうち70%が農業に従事しています。この問題は根深く、解決には包括的なアプローチが必要です。

児童労働とは、有給・無給を問わず、子どもの健康や福祉、教育、余暇、発達に害を与える労働を指します。サハラ以南のアフリカなど一部の地域では、5歳から17歳までの子どもの4人に1人以上が児童労働に従事していると言われています。その原因は多面的で複雑に絡み合っていますが、貧困が主要な要因であることに間違いありません。

フェアトレードでは、子どもの保護に対して、人権に基づく包括的なアプローチを用いて、直接的な根本原因の解決に取り組んでいます。

  • 900万人
    新型コロナウイルスの流行とその後の世界的な経済不況により新たに児童労働に従事した児童数(ユニセフ推計参照)
  • 150万人
    コートジボワールとガーナのカカオ農園で働いている5歳から17歳までの子どもの人数(カカオは、最も深刻な影響を受けている産品のひとつ)
Child labour Fast Facts

児童労働の現実

児童労働に関連する重大な数値をご覧ください。 貧困が拡大するにつれ、児童労働も増加しています。

フェアトレードの児童保護に対する取り組み

  • 国際フェアトレード基準

  • プロジェクトとプログラム

  • コミュニティ・ベース・モニタリング

“カカオの産地では、子どもたちが搾取されていることが教育の障害となっており、その結果、貧困が循環しています。子どもたちは安心だと思えば、心を開き、悩みを何でも話し合うことができます。コミュニティへの参加と積極的な関与により、防御的な態度を崩し、オーナーシップと協力体制を高めることができます。”

Anthony Badu, ガーナのYICBMRシステムモニター

国際フェアトレード認証組織においてフェアトレードの児童保護要求事項への違反が発見された場合、影響を受けた児童を保護するためにフェアトレード機関はすぐに以下の行動を起こします:

・国の児童保護機関、地方自治体、子どもの権利団体と協力し、子どもたちの安全の回復と長期的な福利を確保する
・国際フェアトレード認証のトレーダー基準における自主的なベストプラクティスの項目に基づき、児童労働防止に取り組む企業と生産者を結びつける

 

児童労働を解決するには、生産者、消費者、企業、政府など、すべての人がそれぞれの役割を果たすことが必要です。国際フェアトレード認証製品を選ぶことで、生産者がより良い生活を送り、子どもたちを学校に通わせることができるようになるだけでなく、コミュニティにおける児童労働の根本的な原因解決への取り組みを支援することができます。