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フェアトレードで生活所得の確保を目指す

生活所得を得ることは人権であると、フェアトレードは信じています。 しかし残念ながら世界には、十分な収入を得られず、適切な生活水準を維持できない農家が数多く存在します。フェアトレードでは、この格差を縮めることに重点を置いています。

Workers writing
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フェアトレード認証を受けているというだけでは、農家が生活できる収入を得られるという保証にはなりません。それは、複数の要因に左右されるものであり、農家から協同組合、企業、政府、そして買い物客に至るまで、全員がそれぞれの役割を果たすことが必要です。

このため、フェアトレードの生活賃金の戦略は、通常の業務を超えて、生活賃金を実現するための重要な責任を特定し、やらなければならない要点をまとめています。

フェアトレードは、農家の収入を改善するために本当に効果的な方策が何かを見つけ出し、その過程で学んだことを共有することに全力を尽くしています。

フェアトレードの生活所得に対する取り組み

  • 国際フェアトレード基準

  • 適切な価格

  • 付加価値の創出

  • 生産者支援プログラム

  • 市場へのアクセス

  • コラボレーション

  • 調査とデータ

  • アドボカシーとポリシーチェンジ

  • 消費者の意識

"Not only have we received trainings, but we have also been able to provide [opportunities] to workers. Many of them, who previously were unable to cope with their low incomes, are now achieving their objectives." says Miguel Pérez a a small-scale banana producer, belonging to the Asociación de Productores de Banano Santa Cruz.

世界の生活所得を知る

フェアトレードは、生活所得戦略の重要な要素である生活所得参考価格(LIRP:Living Income Reference Prices)を設定するための包括的な価格モデルを開発しました。 生活所得参考価格は、適切な作物栽培面積と持続可能な生産性レベルを持つ典型的な農家世帯が、農作物の販売により生活していくことのできる収入を得るために必要な出荷価格を示しています。生活所得とは、栄養価の高い食事、適切な住居、教育、医療、その他の必需品、不測の事態への備えなど、世帯員が適切な生活水準を維持するために十分な収入を意味します。

Living Income Reference Prices Tool (英語サイト)

"私たちは元々は、奉仕する労働者であるよう教えられてきました。今は、フェアトレードによって、私たちは起業家になったのです。"

Martial Quintero, バナネラ・デル・アトランティコ協同組合のバナナ生産者

生活賃金価格とアンカー・メソドロジー

生活賃金を決定するために、フェアトレードはアンカー・メソドロジー方式を採用しています。この方式では、地域ごとの生活費を基に賃金を算出し、適切な生活水準を維持するために必要な必需品やサービスを考慮します。アンカー・メソドロジーは、状況に応じた正確な賃金基準を確保し、労働者が食料、住居、教育、医療、交通、衣類、その他の必需品にかかる費用と、不測の事態に備えた貯蓄などを確保できるようにします。

アンカー・メソドロジーについて詳しくは(英語サイト)
Product up close

適正な収入を得られる能力があれば、次世代の農家や労働者に持続可能な未来をつなぐことができます。

そのためには、日々、買い物する人を含め、全ての人々が、農家と労働者の生活を守るために立ち上がることを選ぶ必要があります。

今日、フェアトレードを選びましょう。