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ジェンダー平等が公正な貿易へ導く

フェアトレードでは、基準から各種プログラム、調査に至るまで、あらゆる面において、ジェンダー平等を達成するための取り組みを実施しています。性別に関わらず全ての人々が平等な機会を得られなければ、公正な貿易が実現されているとは言えません。

Women posing
Women posing

世界において何世代にもわたって闘ってきたにもかかわらず、ジェンダー不平等は依然として大きな障害として、今日でも社会に根強く残っています。

世界で食料を生産する人々の大半は女性であるにもかかわらず、その重労働から得られる利益を、女性が適切に受け取っていることはほとんどありません。

例えば、農家で働く女性は以下の課題に直面しています。

・労働によって稼ぐお金を自分で管理できない

・土地や作物を所有していない

・教育、訓練、物資へのアクセスが少ない

・融資を受ける際に差別を受ける

フェアトレードはジェンダー平等に取り組むアプローチにおいて、職場や社会で女性の足かせとなっている不平等な力関係の改善に立ち向かう農業組合をサポートしています。

  • 70 %
    1日2.15ドル以下で暮らす極度の貧困状態にある約7億人のうち、女性が占める割合
  • ~1/4
    フェアトレード認証生産者のうち、女性が占める割合 ※女性には男性より30%から40%低い賃金しか支払われていない(FTAO調査参照)
Gender Equality Fast Facts

ジェンダー平等の現実

世界におけるジェンダー問題に関連する数値をご覧ください。

フェアトレードのジェンダー不平等に対する取り組み

  • 国際フェアトレード基準

  • 生産者支援プログラム

  • フェアトレード・プレミアム

  • 市場アクセス

  • リサーチとデータ

"Now I say to myself I can do anything I want. I've learned to believe in myself and believe that I will be able to make it”. says Zoila Coto, member of El Sunza Cooperative. She has been part of CLAC´s women´s school for leadership and empowerment.

女性コーヒー農家支援プロジェクト

ケニアで行われたプロジェクト(Growing Women in Coffee Project)では、女性コーヒー農家へコーヒーの木の所有権を譲渡する働きかけを行い、これにより女性農家は初めて独立した収入を得ることができました。カブンゲトゥニーコーヒー生産者組合(Kabngetuny coffee cooperative)に加盟する300人の女性メンバーは、適切な農法に関する研修を受けたことで、コーヒーの収穫量と品質を向上させることができました。また、自分たちの自宅にグリーンエネルギーのバイオガス調理用ストーブを導入し、自身や家族・子どもたちが煙にさらされる時間を減らしたほか、薪を集める時間を削減させました。そして、スワヒリ語で「贈り物(Zawadi)」を意味する女性コーヒー生産者ブランド「ザワディコーヒー」を立ち上げ、発売しました。 「女性の権利が向上することで、その家庭全体も経済的・社会的に向上させることが出来るのです」と組合のメンバーであるエリザベスさんは語っています。

Woman standing

真のジェンダー平等を実現するためには、まだまだやるべきことがたくさんあります。

フェアトレード製品を購入することは、農家や労働者への支援を表明することにもなります。フェアトレードをサポートしませんか?