フェアトレードは生産者のパートナー
フェアトレードの活動の中心を担っているのは生産者です。企業がビジネスにフェアトレードを取り入れることで、生産者の労働環境や生活水準が確保され、生産者がより品質の良いものを作り続けていくことができます。それが、企業の持続可能な調達につながります。
昨今、不安定な世界の市場価格や、サプライチェーンにおける力の不均衡、気候変動の影響などのあらゆる問題が、ラテンアメリカ、カリブ海地域、アフリカ、中東、アジア、太平洋地域における、農家と労働者にとって大変深刻な課題となっています。
多くの場合において、貿易上のリスクや責任は、サプライチェーンの末端にある生産者に押し付けられ、生産や労働に見合った価格での取引を実現することは難しくなっています。
また、近年では、サプライチェーンにおける人権の尊重に関する新たな規則（HREDD）が、世界の複数の地域において、施行が開始されています。 これに伴い、生産と調達の間で公正な貿易を行う協定がなければ、厳しい倫理的規制に対応するための代償を、生産者が被る可能性が高くなっています。
一方、農作物の生産は、気温の上昇や洪水など、気候変動の影響によって脅かされており、生産者への影響が再び高まっています。
このような厳しい状況において、未来の生産と調達を守るため、企業が生産者と連携することが責務となっています。
国際フェアトレード認証では、生産者自身の力を高め、レジリエンスを構築する様々支援を行っています。フェアトレードに参加することで、企業はこのネットワークの一員となることができます。
フェアトレードをビジネスに導入しよう
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最低価格の保証：
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フェアトレード・プレミアム：
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生産者の声：
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強力な組織体制：
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市場へのアクセス：
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コミュニティの力：
長期的な変化を見据えて行動する
フェアトレードは、しっかりとした時間をかけて、良い方向への変化を作り出していきます。国際フェアトレード基準では、生産者組織が中長期的な目標を定め、継続的なフォローアップを実施していくことを規定し、支援しています。 フェアトレードは、生活所得、生活賃金、ジェンダー平等、若者の機会、気候変動への適応といった分野で支援を提供し、特別なプログラムを実施しています。 そして、次世代の農家が公正さと持続可能性という価値観を継承できるよう支援するとともに、農家、協同組合経営者、地域社会のリーダーとして、活動するために役に立つリーダーシップ、経営管理、アドボカシー、事業開発などのスキルを育成しています。
"適正な価格が得られないということは、即ち、労働者に対して適正な賃金を支払うことができないということです。私たちはバナナの小規模生産者組合であるASOGUABOに参加することで、公正な価格を得て、前進するための多くの機会を得ることができました。さらに、フェアトレード・プレミアムによって、私たちの農園のインフラを改善し、従業員に利益をもたらすことができるようになりました。ASOGUABOとフェアトレードのおかげで、私たちは家族を持つこともできました。"
Jessica Ramón Sanmartín, エクアドルのバナナ小規模生産者組合ASOGUABO(Asociación de Pequeños Productores Bananeros El Guabo)のメンバー農家
フェアトレードのラベルが意味するものは？
フェアトレードは、ただ製品にエシカルである、というラベルを貼っているだけではありません。サプライチェーンの初期段階において、公平に資源を配分し、現地や地域において農業の専門知識を導入し、人々と環境を保護する基準を設けることで、真の持続可能な変化を生み出しています。
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